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第1回 きたろう①

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岡本太郎をリスペクトする著名人の方々に、
太郎への思いを思う存分語っていただきます。

第一回目は俳優でタレントのきたろうさんです。

「太郎さんは神様的ですね。僕にとっては。生きる指針です」

岡本太郎さんとの出逢いはそんなに古くなくて
『芸術は爆発だ!』の頃ですね。
バラエティに出ていて『すごい人だな』って思って。

それまでは絵画にそれほど興味があったわけではないので。
あ、でもNHKの迷宮美術館の『岡本太郎編』で優勝してます。

そのときに「痛ましき腕」をもらって。
それは今でも部屋に飾ってますね。

 

「痛ましき腕」も宝物ですけど、
もう1つ大切な宝物があって。

僕、太郎さんの講演の音源を持ってるんですよ。
NHKで録音したもので、もうものすごくおもしろくて、
これはどんな落語よりもおもしろいと思っています。

これを聞けばね、
太郎さんの本質がすべてわかる!
僕はそう思っているんですけど。

まず何がおもしろいかって、
太郎さんが話していると途中で、

『あ、何、しゃべってるか、ちょっとわからなくなっちゃいました』

って言うんですよ。
しかも頻繁にそういうことを言う(笑)。
でもね、

『これで良いんです。
僕は瞬間で生きてますから、忘れて良いんです』って。

いや、そこは忘れちゃいけないでしょう(笑)。
もうすこし論理的に話してください(笑)って突っ込みたくなっちゃう。

でもそんな自己肯定の仕方がたまらないんですよ。

だって、エネルギーが爆発してれば良いんですから(笑)。
いや、これは笑うところじゃないか(笑)。

たとえば太郎さんって、
インテリの人と話し合いなんかを聞いてても、
絶対的な自信があって、

『僕は瞬間瞬間を、頭じゃなくて全身全霊で生きてるんだ!』

本気でそう思っているから、
物怖じなんてしないんですよ。

実はね、そんなところも、
本当に勉強になっているんです。

インテリはインテリと認めても、
頭だけだから、
そんなものはたいしたことないっていうことをね、
太郎さんから教わりました。

『人の評価を気にするな』
そして『自分の評価も気にするな』
っていうのが、太郎さんの生き方の指針ですよね。

この講演でも言ってるんですけど、
4歳とか5歳の子供の絵が、
何も考えずに描いている絵が素晴らしいと。

これ、太郎さんの原点ですよね。

小学校2、3年になるといろんなものを知ってきて、
木を描くのに、
『木には葉っぱがあって、枝があって』
ってそういうことを知り始めた段階で、
絵はつまらなくなるって言ってるんです。

だから太郎さんの絵はわからないんですよ(笑)。

でもわからなくて良いんだろうって。
『なんだ、これは!』って思ってくれれば、
それで良いっていうんだから。

僕、『なんだ、これは!』って、
しょっちゅう思ってますから(笑)。
そういう意味では僕は正しい見方をしていると(笑)。

だから評価を気にせず、
自分のやりたいことをちゃんと、
しっかりやるってところではね、
コントもそうだし、役者としても見習いたいと思いますね。

評価を気にして演技をしたときには、
良いものが作れないって感じがするんです。

絶えず自分がどう見えているか?とか気にしていると。
ダメですよ。
そういう面では学んでますよね。本当に。

評価を考えて頭が動きはじめたとき、
物ごとはつまらなくなってしまう。

だから他人の評価を気にした時点で
すべてのものはおもしろくなくなる。

すごくよくわかります。

だってさっきも言いましたけど、
『自分の評価もダメ』なんですから(笑)。
『爆発してないとダメ』なんですよ。

爆発ってすごいですよね。
『全身全霊で生きる』ってことでしょう?
『身体を動かすのも、もう子供みたいにはしゃいで動き回れ』って言う。

また講演の話をしますけど、
『野球なんてものはスポーツじゃない』なんて言ってるんです。

『動いてるのはピッチャーとキャッチャーしかいない。
あとはみんな立ってるだけだ!』って(笑)。

そうじゃない!って言いたいんですけど(笑)、
でも太郎さんにとっては野球はスポーツじゃないんですよ。」

次回はきたろうさんがさらに深く「全身全霊」について、
敏子さんが太郎に捧げた衝撃の小説『奇跡』を交えて語ります!

きたろう②

きたろう宣材

きたろう

1948年8月25日生まれ、千葉県出身。
1971年俳優座小劇場解散後、風間杜夫等と表現劇場結成。
1979年現メンバー大竹まこと、斉木しげると、
ラジカルで知的なコントユニット“シティボーイズ”を結成。
現在TV・映画・CM舞台等幅広く活躍中。

<次回公演>
シティボーイズ ファイナル part.1
「燃えるゴミ」
出演:大竹まこと・きたろう・斉木しげる
作・演出:前田司郎
2005年6月19日(金)~29日(月)(全12公演)
会場:東京グローブ座
チケット:4月11日(土)一般発売
お問合せ:ASH&D(03-5456-8130)
http://ash-d.info/

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