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片桐仁対談⑥「面白いと思うものとアートの架け橋」

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ラーメンズの片桐仁さんと平野暁臣の対談もいよいよ最終回!
片桐さんのイメージする「PLAY TARO」についてお聞きしてみました!!

〈前回までは〉
①「俳優・彫刻家」って書いて「なんだろうこれ?」っていつも思います。
②「絵は向いてないよね~」「画面を支配できないよね~」って(笑)
③たぶんそれもね、アート的なものに対する拒否反応が根っこにあって。
④ぼく、「片桐さんってほんとうにいるんですね」って、言われたことありますよ(笑)。
⑤たぶん一歩距離を置いているんですよね、アートってものに対して。


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ぼくも太郎さんの作品にちょい足しはしたいです。

-最後に1つだけいいですか?

片桐: もちろんです。

-「PLAY TARO」の由来でもある、
真剣に太郎と遊んだりぶつかるって、
片桐さんがイメージするとどういうことになります?

片桐: そうですね。それは難しいな。
ぼく、この前ここ(記念館)で
Chim↑Pomの展示を見て(「Pavilion」展2013)、
相当やられましたから。

平野: あ、やられた?(笑)

片桐: あれは太郎と遊んでましたよね。

平野: よかった。そういってもらえてすごく嬉しいです。
腹括ってやった甲斐がありました。

片桐: いや、よくあそこまでやったと思いますよ。
ああいうことじゃないにしても、
ぼくも太郎さんの作品にちょい足しはしたいです。

平野: やってくださいよ!

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片桐: ぼくの中で、ちょっと恐れ多いんですよね。
でもそこを目指してやってるつもりです。
粘土でつくるたびに、これが50メートルだったらいいのにって思ってるし。

平野: ああ、わかります。
やっぱり大きいものをつくるって単純にすごいことですもんね。

片桐: 単純にすごいし、やっぱり一人じゃできないでしょう?
クルマとかやりたいんですけど、どうやったらいいかわからなくて。

平野: うん。

片桐: 最初に原型をつくらないといけないですよね。
だからそういう意味でも、日頃、模型をつくってるんだっていう意識はありますね。

平野: 片桐さんの作品をじっくり見たいな。
写真じゃなくて実物をちゃんと見たい。

片桐: ぼくがつくってるのは立体なので、
ぜひ実物を見てほしいです。
奥行きとかは写真じゃ伝わらないので。

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平野: アートって、実物を見ないことには
まったくわからないですもんね。

片桐: フェルメールとかね。

平野: ああ。

片桐: 絵の前から動けないですからね。
「こんなに小さいのか」とは思うけど。

平野: 写真から受ける印象とぜんぜん違いますもんね。

片桐: ぜんぜん違いますよね。吸い込まれちゃうみたいな。

平野: フェルメールって、驚くくらい小さいでしょ?実際に見ると。

片桐: びっくりしますよね。

平野: 太陽の塔って逆なんです。
写真しか見たことない人がはじめて実物を見ると、
たいてい「おおおっ!」って驚きます。

片桐: そうそう。だからぼくは、太陽の塔を見る人には
「万博記念公園駅」から歩いて行ってほしい。
歩いても歩いても、着かないから(笑)。

平野: 乳母車を押して、
あの公園を散歩している人たちがいるんですよ。

片桐: ええ。

平野: その人たち、まったく見てません(笑)。
さっきもそんな話になったけど。

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片桐: そうでしょ? そうなんですよね。
身近にあると、スルーなんですよ。
《明日の神話》もそうじゃないですか。
いよいよ渋谷に来るってなったときに、あれだけざわついたのに、
じっさいに駅に設置した途端、みんなスルーしたじゃないですか。

平野: はいはい。

片桐: 「これ、すごいですよね!」って思うのに。

平野: でも、それでいいんですよ。
もともと壁画ってそういうものだし。
それに、スルーしていても視界には絶対に入っている、
意識はしてなくてもね。通勤している人は毎日です。

片桐: 見ないわけにはいかないですもんね。
あれだけ大きいし、カラフルだし。

平野: おそらく知らないうちに意識の中に
ジワジワと入っていると思いますよ。ウイルスみたいにね(笑)。

ー今日はありがとうございました。片桐さんと太郎のコラボ、期待しています!

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片桐仁(かたぎりじん)
多摩美術大学在学中に小林賢太郎と共にラーメンズを結成。
以後舞台を中心に俳優・タレントとして、
テレビ、ラジオなど様々な分野で活動している。
また粘土を使った造形作品の創作では、
2013年に渋谷パルコにて個展を開催、
18日間で1万3000人を動員。
その独特の感性と存在感が人気を博している。

平野暁臣(ひらのあきおみ)
1959年生まれ。岡本太郎が創設した現代芸術研究所を主宰し、
イベントやディスプレイなど“空間メディア”の領域で
多彩なプロデュース活動を行う。
2005年から岡本太郎記念館館長を兼務。
最近では、『「明日の神話」再生プロジェクト』に続いて、
岡本太郎生誕百年事業「TARO100祭」を率いた。
当サイトのエグゼクティブプロデューサーでもある。

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