Digs

敏子のエッセイ③一緒の夢「けなさず見守って」

984c7fa7-4f3e-4684-c646-4380b35475c7

今回の「満月日記」は、

前回のモモ「男性をもっと元気に!」の続きです。
(読んでない方は↑をクリックしてください)

敏子の考える「男性の魅力」とは?



前の回で、
男の人に元気になってもらう運動を提案した。
だって、男性がいきいきとして魅力的でなければ、
女の方も豊かにいのちを膨らますことはできない。

近頃、力を付けてきた女性たちは
「どうも、まわりを見渡してもろくな男がいない」
なんて嘆いているけれど、
それは女の責任でもあるのだ。

この世の中に男と女がいるというのは、
素晴らしいこと。

女と男には男同士、女同士とは違った、
異性としての人間関係がある。

お互い、異質でありものの感じ方も考え方も違う。

だからこそ補いあい、協力しあう、
お互いを充たしあう存在であり得るのだ。

ところが、
女は多くの場合、
それがよく分かっていないらしい。

私は女だから、
女のことだけ言うが、

恋人でも、良人(おっと)でも、
自分の子でもそうだが、

男が何かやりたそうにしている時、
まだ自信がなくて、ぱっと踏み出せないけれど、
本当はこう行きたいと迷っている時、
女は大抵冷淡だ。

意地悪そうに横目で見ていて、
「そんなことやったって駄目よ」
とむしろ押し潰そうとするかのようだ。

そして、
頑張ってやってみた結果、
うまくいかなかったりすると、

「ほら御覧なさい。
だから駄目だと言ったじゃないの」

と急に声が高くなる。

IMG

押し出してあげるべき時には冷たくて、
否定する時になると、馬鹿に情熱的になる。

考えてみれば、
思い当たることがあるのでしょう。

それは女の卑しさだと私は思う。

どんな人間にも夢がある。
だが、それは最初は自分でもよく分からない。

おずおずと、
そろりそろりと、
ひらいてくる。

その時に、
「何よそんな。馬鹿々々しい」
とピシャリとやられてしまったら、
かわいそう。

夢は永久にひらかない。

無理に出したとしても、
どこか歪んで、肩肘張った、
おいやな姿になってしまうに違いない。

一緒に夢を見て、
引き出してあげたい。

うまくいくかどうか分からない。
そういう時にこそ、

「ああ、それは素敵ね。やれば。
私は見ている。あなたがやるのを、見たいわ」
と言って、にこっとしてほしい。

それによって、
男がどんなに雄々しく、
健やかになるだろう。

うまくいかなくたって、いいじゃないか。

何かをやりたい、やろうとする。

それが大事。

だから、
そういうもとを持っている男性を、
女性でもおんなじだけれど、
大事にしたい。

もっともっと励まして、
引き出して、
より大きな夢に挑戦させたい。

もしその結果が失敗で、
惨憺たるものだったとしても、

けしかけた以上、
責任はこちらもにもある。

傍らにいて、
黙って見てあげる。
或いは涙を流してもいいけれど。

そこを乗り越えるのは闘っている人自身。
同情なんかする必要はない。

彼はやりたいことをやったんだから。

ほんとに残念ね、
という気持ちをこめて黙って見ている。

うるさくべちゃべちゃ言わないこと。

一番辛いのは当人なのだから。





敏子名言として有名なこの言葉は、
「満月日記」からだったのですね。

太郎のような男性を見守り続けた敏子の思いが、
とてもよくわかるエッセイでした。

次回は月の話「宇宙と呼吸し合って」をお届けします。

お楽しみに!!

Articles

Special Feature

Channel Taro TV

Read More
:: March 21, 2017

《門扉》制作風景

Read More
:: November 30, 2016

《樹人》制作風景!

Read More
:: August 3, 2016

《五大陸》制作