“太陽の塔に対峙”すべく、
16歳~67歳という幅広い層から送られてきた、
計150点もの作品に“対峙”した審査員たち・・・

一次審査風景-150922

一次審査-150928-

その審査は9月下旬に行われました。

9月22日には、
藤本壮介氏と平野暁臣が、

藤本壮介(一次審査-150922)
藤本 壮介(建築家)

平野暁臣(一次審査-150922)
平野 暁臣(空間メディアプロデューサー/岡本太郎記念館館長)

28日には、
五十嵐太郎氏、椹木野衣氏が、

五十嵐太郎(一次審査-150928)-
五十嵐太郎・審査委員長(建築批評家/東北大学教授)

椹木野衣(一次審査-150928)
椹木 野衣(美術批評家/多摩美術大学教授)

2日間に分けて行われた審査、
そして入選作品として選ばれたのは7作品。

入選者は以下の方々です!

【入選者】

伊勢原宥人
大坪良樹
駒村佳和・田中みずき
中村宏太
宮崎宏康
山田栞
山田文宏・小川佳英・川口創史・後藤洋平・山田美紀
(50音順・敬称略)

おめでとうございます!!

岡本太郎記念館では、
企画展「太陽の塔に対峙せよ!」を、
2015年10月28日(水)~2016年2月28日(日)に開催します。

本展は、太陽の塔と対峙する建築、
空間のアイデアを広く募集したユニークな企画展です。

入選作品として選ばれた7作品、および応募作品の一部が展示されます。

また11月26日(木)の最終審査を経て、最優秀賞・特別賞を決定します。
太陽の塔との真剣勝負を、ぜひご覧ください!

「対峙せよ!」展 メイン画像

この世界一の大屋根を生かしてやろう。
そう思いながら、壮大な水平線構想の模型を見ていると、
どうしてもこいつをボカン!と打ち破りたい衝動がむらむら湧きおこる。
優雅におさまっている大屋根の平面に、ベラボーなものを対決させる。

太陽の塔は、展示物として美術館を渡り歩く〝フツーの彫刻〟ではありません。
高さ70mの圧倒的存在感、内部に擁する濃密な展示空間、建築と同様の建立プロセスなど、
あらゆる点で彫刻の常識から外れていますが、いちばんの違いは〝相手がいた〟ことでしょう。

先にリングに上がっていたのは《大屋根》でした。
岡本太郎がテーマ館の構想を練りはじめたとき、
すでに大屋根が万博の主役としてラインナップされていました。
空中都市のひな形である大屋根は、万博の思想を体現するモダニズムの極致。
太郎はこれを打ち破る「対極」を投げ入れることで、
万博を覆う楽観的な未来主義に風穴を開けようとします。

それから半世紀。
大屋根に〝対峙するもの〟として構想された太陽の塔は、ひとりでリングに立っています。
ならば逆に、いま太陽の塔に対峙する建築・空間があり得るとしたら、
それはいったいどのようなものなのか。
若い才能に訊いてみたいと思いました。
幸い、実施したアイデアコンペには150点の応募作品が集まり、
審査員に五十嵐太郎、椹木野衣、藤本壮介という最高のメンバーを迎えることができました。
本展では入選作をご覧いただくとともに、
11月末にこの中から公開審査で最優秀賞を選びます。
太陽の塔との真剣勝負、どうぞお楽しみください。

岡本太郎記念館館長 平野暁臣