Repos

Special lecture real-time broadcast!

多摩美術大学特別講義「『太陽の塔』、その現在・過去・未来」リアルタイム中継

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「太郎はこの中でなににいちばん共感していたかというと。
単細胞生物なんです」

「俺は単細胞になりたいと言ったらしいです」

「実際ね、
太郎は展示の責任者こう言っていたらしい。
『生命の樹は太陽の塔の血流なんだ。
そして内側の真っ赤なひだひだは脳の壁なんです』」

「ではここで、
太郎ってもともとなにを頼まれたんでしたっけ?
テーマプロデューサーでしたよね。

でも太郎はこう言いました。

『人類は進歩なんてしていない
調和なんて卑しい』」

「自分のいちばんの芸術感、
『対極主義』です」

P1710775
「そのぶつかった火花はつよければつよいほどいい。
だから大屋根にぶつけたんです」

「先にも言いました。
『大屋根を生かしてやろう』
大屋根を、ひいては万博を芸術にするために、
ぶつけたわけです」

「では大屋根とはなんなのか?
万博のシンボルゾーンのさらにそのシンボルとして、
丹下健三さんが考えたものです」

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「大屋根っていうと、
まさに屋根だから、
雨をしのぐためのひさしと思われがちだけど、
本質は違うんです。
空中に浮かぶ建物なんです。
いや、建物じゃない都市です。
単位がヘクタールですからね。
これって空中都市のひな形なんです。
大屋根なんていう名前をつけたら誤解されるんですけど、
大切なのは、
屋根じゃなくて、その下の床なんです」

「大屋根こそ、
『未来が変わる。
技術が進歩すれば、人類を明るい未来に導く』というものを、
すごい規模で表現、実現している。
万博思想の優等生なんです」

「だけど太郎は、
進歩が人を幸せにするなんてまったく考えていないわけです。
人間は進歩なんてしていないって言っているわけで」

「見てください。
進歩とか、モダニズムとかとは真逆でしょ?
まるで太古の昔からそこにあったかのような造形です」

「でも太郎はあえて大屋根にぶつけたんです。
大屋根にぶつけたということは万博にぶつけたわけです。
なぜか?
それこそが万博を芸術にする方法だと太郎は考えたからです」

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