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6th Ashizawa Muneto ①

第6回 芦沢ムネト①

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岡本太郎をリスペクトする著名人の方々に、
太郎への思いを思う存分語っていただきます。

第6回目は、
お笑いユニット・パップコーンのリーダーで、ネコの人気キャラクター『フテネコ』の作者としても知られる芦沢ムネトさんの第一回目です。



まず僕と岡本太郎の出会いは、
名前はずっと前から知っていて。

ちゃんと意識したのは、
大学に入ったころですね。

最初はキテレツなおじさんっていうイメージでした。

ぼくは多摩美なんですけど、
そもそも入ったばかりで芸術がわかっていないときでも、
岡本太郎さんのことは気になっていました。

二子玉にあった岡本かの子の
文学碑も見に行ったりもして。

ちゃんと意識してからは、
街に岡本太郎の作品がいっぱいあるな、と。

青山劇場の《こどもの樹》とか。

意外と街にあるモニュメント的なものって、
見ているようで見ていないことが多いと思うんです。

自然に溶け込んでいるけど迫ってくるというか。

「あ、あれも岡本太郎か!」って後で気づくんですよね。

岡本太郎でとくに良いなと思うところは色ですね。

赤、青、黄色の印象が強くて。

ぼくも昔からその三色が好きで、
その三つがそろっているTシャツでも、
すぐに惹かれて買ってしまうことが多くて。

太郎の色使いはとても印象に残っているんです。

それとぼくは子どもの頃に、
よく箱根彫刻の森美術館に行っていたんです。
そこでピカソが気になったりしていて。

なんか好きだったんですね。

それで、岡本太郎とピカソが交流があるって知って、
「ああ、そうか太郎もか」なんて勝手に一致したりして。

やっぱりぼくは、
彼等の独特な色使いが好きだったんだと。

ピカソもリアルには書かないで、
リアルに見せているっていうか・・・
《泣く女》とか。

そこがぼくの中で岡本太郎と共通していて。

でも太郎は人間とかは描かないんですよね?
でも生き物だっていうのはわかるっていうか。

太郎の作品で好きなのは、
渋谷にある《明日の神話》が好きで。

なんとなくですけど、ピカソの《ゲルニカ》を感じるっていうか。
似ているわけではないんですけど、
共通点があるような気がします。

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《明日の神話》の好きなところは、
簡単に言うと、
地獄と天国が一緒にあるっていうか、
同時に良いことと悪いことが同居している感じがするんです。

インパクトが凄いですからね。
おそらく怖いっていう印象を持つ人が多いような気がするんですが、
でも怖いだけじゃないんですよね。
きれいなんです。

美しい=きれいなものと思いがちですけど、
岡本太郎さんも言ってますよね。

「ゴッホは美しい。
しかしきれいではない。
ピカソは美しい。
しかし、けっして、きれいではない。」

美しいもきれいも、
1つじゃないんだって感じさせてくれるんです。

《明日の神話》に戻りますけど、
蔦谷浩一さんという音楽プロデューサーの方が、
音楽ライブは盛り上がりが2つあるっておっしゃっていて。

「圧倒されて静かになってしまう盛り上がりと、
みんなが熱狂して声をあげる盛り上がりがあって、
どっちも最高なんです!」と。

たしかにそうだなって。

でもぼくは《明日の神話》は、
そのどちらもあるような気がするんです。

狂乱と静寂が両方あるっていう感じ。
なんでこんな確信を持って描けるんだろうなって思いますね。

だから《明日の神話》を見て、
「明日も頑張ろう!」じゃないと思うんですよね。

「“オレも”頑張ろう・・・」っていうか。

巨大な壁画なのに、
大胆だけど、めちゃくちゃ丁寧に描いてあるから、
そう感じるのかもしれないですけど。

ぼくもイラストを描いているんですけど、
どこかで自分ひとりで描いていると、
小さくなってしまったりするんです。

そういうときに岡本太郎さんのとか、
奈良美智さんとか松本大洋さんの絵が好きで。

ああいう人の絵を見ると上手く描けるようになるんです(笑)。

こんなに大きく描いていいんだ。
勢いよく大きな丸を描いていいんだって、

元気に絵を描けるようになるんですね。
線の勢いに勇気をもらえるんです。

岡本太郎さんの言葉でもそうですよね。

「そんなにうまくいかないですよ、岡本さん!」
って思うけど、
反面、勇気ももらえる。

「同じことをくりかえすくらいなら、死んでしまえ!」とか。

読むと凹むんですけど(笑)。
正論過ぎて(笑)。

でもぼくもぼくの表現やイラストで、
誰かに何かを伝えられたら良いなと思いますね。



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芦沢ムネト
1979年9月19日生まれ。
多摩美術大学映像演劇学科卒業。
お笑いユニット“パップコーン”のリーダーとして活躍するかたわら、ネコの人気キャラクター『フテネコ』の作者としても活躍中。

<今後の予定>
芦沢ムネト一人芝居
『OLOS』
出演:芦沢ムネト
2017年10月6日(金)~8日(日)
会場:新宿眼科画廊 スペース地下
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-18-11
お問合わせ:olosolosolos2017@gmail.com

リジッター企画公演 第十四攻撃
「そこのこと」
2018年1月17日(水)~21日(日)
会場:CBGKシブゲキ!!
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-29-5
サ・プライム6F
お問い合わせ:contact@legiter-9.info

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