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Koro Ihara new exhibition interview !

【速報】井原宏蕗 新作展示インタビュー!

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9月27日(水)から2017年岡本太郎現代芸術賞 「敏子賞」受賞の井原宏蕗さんの新作展示がスタートしました!
早速、井原さんにインタビューしてまいりました!

――-今日はよろしくお願いします

井原:よろしくお願いします。

――今回の新作、つくられて、いまの思いはいかがですか?

井原:そうですね。「岡本太郎と戦う」というテーマだったのでいままでの自分の制作にはなかったというか・・・「戦う」ということをきちんと考えなければいけないなと思いましたね。

――「戦う」というテーマを与えられたとき、まずどんなことを考えられましたか?

井原:まず岡本太郎という人が凄く多才な方で。彫刻も絵画もやっていて、いろんなことに精通されてますよね。そして成果も出している。そういう意味では「戦う」って言っても、後出しジャンケンみたいなところがあるように思って。でも自分の都合のいいように解釈してやるっていうのが嫌だったので、なるべく太郎さんの考えていることにぼくが寄り添いながら戦いたいなと思ったんです。

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――と、言いますと?

井原:ぼくは素材の作家というか素材を扱うタイプの作家なので。色彩とかが弱いと感じていたんです。でも岡本太郎の作品を見ていると、「これは自分には足りない」と思ったんです。ぼくにとって色は素材だったので。

――なるほど。

井原:それで今回、「赤」という岡本太郎が好きな色を自分なりに考える展覧会にしたいと思ったんです。

――太郎の作品で井原さんが印象に残っている「赤」を使っている作品はありますか?

井原:そうですね。赤一色というわけではないのですが、《明日の神話》とかは「赤」の印象が強いですね。ぼくはメキシコで見つかって初めて日本に来たときに見に行ったんですけれど、ものすごく感動して。まだ高校生とかだったと思うんですけど、今日までずっと気になる作品ではありますね。

――そして今回、付けられたタイトルが《die-dye-red》ですね。

井原:ぼくはわりと展覧会とか、作品そのものもそうなんですけれど、ちょっと言葉遊びとかそういう感覚で、言いやすいというか、言いたくなるようなタイトルを付けることが多くて。それで今回に関しては《die-dye-red》っていう作品はないんですけれど、(音楽の)アルバムのタイトルみたいな感じで。導入として使えたらいいかなと思ってこのタイトルにしました。

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――「die」っていう言葉を付けたのは?

井原:たしかにdieっていう言葉はネガティブな印象にとられやすいんですけれど、調べたら鋳型みたいな、入れ物を意味する言葉でもあるみたいなんです。それと「dye」染まるっていう意味ですね。今回、意識的に染料を使ったところがあるのと、「ダイダイ」とつなげると赤っぽいというかオレンジなんですけど、そういうおもしろさもあるなと思って名付けました。

―― 井原さんの作品は素材が糞だったり、虫だったりと、「死」の結果のようにも思えます。そこも絡んでいるのかなと思ったんですが。

井原:それはあると思います。「死」って言うとけっこう難しいところもあるんですけれど、「死」を意識することで「生」を意識することができるならいいと思っています。もちろん「死」が表現の目的ではないんですけれど。作品の中で意識はしていますね。

――制作期間はどのくらいだったのでしょうか?

井原:これは私の都合なんですけれど、来月からイタリアに行くことになっていまして。それが決まったのが3月くらいで。なので、そもそもこの展覧会ができるかどうかも危うかったりしまして。たしかもともとは来年の6月の予定だったんですが。

――いつも例年だとそのくらいですね。

井原:それで調整などもして、実際に展覧会ができると決まったのが4月だったので、かなり時間的な制約はあったと思います。

――そんなギリギリの中で、岡本太郎と戦ってみていかがでしたか?

井原:そうですね。そう言われるとなかなか「勝った」とは言えないというか・・・どこで勝敗を決めるのかがわからないんでなんとも言えないんですけど、こうして偉大な作家のについて考える機会を与えてもらって、さらに自分の表現を考えるきっかけとなったという意味では進めたのかなと思います。

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