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RED SPIDER talk ⑤ "IT'S JUNIOR STYLE !!!"

RED SPIDER対談⑤「IT’S JUNIOR STYLE !!!」

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大阪のレゲエ・サウンドRED SPIDER のセレクター・MCであるJUNIOR (ジュニア)さんとの対談です。

〈前回までは〉
RED SPIDER JUNIOR①「じつは最初、レゲエが好きじゃなかったんですよね。」
RED SPIDER JUNIOR②「かならずしもジャマイカだけが正解じゃない」っていうこと。」
RED SPIDER JUNIOR③「『どう思う?』って聞いたら『なんでオマエやらへんねん!』て言われて。」
RED SPIDER JUNIOR④「いまは一人なんですが、16歳ではじめたときは10人くらいいたんです。」


今回は日本人のレゲエ。
そのオリジナリティとアイデンティティについてお伺いします。

「やっぱり楽しませないとあかんっていうのはありますね。」

平野:「真似してもしょうがないだろ?」とか、「違うところに行くぞ!」とか、そういうときに考えなきゃいけないのは、オリジナリティとアイデンティティでしょう?

JUNIOR:「自分は何者なのか」っていうことですね。

平野:JUNIORが自分の音をつくっているとき、常に立ち戻って考えているのがそれだと思うんだけど、この点についてはどんな風に考えてますか?

JUNIOR:いま思い出したんですけど、シャギーっていう世界的に有名なアーティストがいるでしょう? そのマネージャーと付き合いが長いんですが、その人に「ジャマイカの真似したらあかん」と言われたのが大きかったような気がしますね。

平野:なにを言われたんです?

JUNIOR:「日本には日本のオリジナルの素晴らしい文化があるんだから、それをレゲエに昇華させるのがオマエらの仕事や!」と。

平野:日本人にしかできないレゲエと日本文化の融合ってことですね。

JUNIOR:それとやっぱり若い頃は、自分が気持ちいい曲をかけることしか考えてなかった。お客さんを楽しませることなんて考えてなかったんです。でもジャマイカでそんなことをしてたらビンが飛んでくる。

平野:「テメエ! いい加減にしろ!」って感じだ。

JUNIOR:そうです。普通に銃もバンバン(上に向けて)撃たれますしね(笑)。いつだったかステージでめちゃくちゃスベってるアーティストがいて、2000本ぐらいビンが飛んできているのを見たことあるんですよ。「ああ、ここまでやるんだ」って思いましたね。それだけ金払ってるんだから楽しませろよってことです。

平野:当然といえば当然だけど、やっぱり厳しいね。

JUNIOR:日本はそこまでしないですよね。だからDJもけっこうボケがちになっちゃう。オレはやっぱり楽しませないとあかんっていうのはありますね。でもだからといって、ただ流行の曲とか有名な曲ばっかりやっててもしょうがない。誰かが流行らした曲をかけてると、「これでええんか?」みたいなところはやっぱりある。

平野:乗っかってるだけじゃないかと。

JUNIOR:そうです。自分のオリジナルの選曲とかオレしか言わないMCを挟んだりしないと・・・

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平野:じつは次に聞きたいと思っていたのがいまの話なんです。JUNIORは表現者だから、自分のアイデアややりたいことを形にしたいと考えている。

JUNIOR:はい。

平野:でもいっぽうではエンターテインメントだから、聴衆や観客のことを考えなければ成り立たない。純粋アートとは違うので、自分のアトリエにこもって「作品ができた!」とひとりニヤけているわけにはいかない。

JUNIOR:喜んでもらわなかったら意味ないですからね。

平野:そこです。つまり自分のやりたいことと、客の期待を両立させない限り居場所がないわけじゃないですか。

JUNIOR:はい。

平野:個人の情熱や欲望と、マーケティングを両立させなければならないわけで、なんとか両方の折り合いをつけなきゃならない。客に媚びる“御用聞き”では意味がないし、かといって好きなことをやって喜んでいるだけではビンが飛んでくるわけで・・・

JUNIOR:ああ、そのあたりは自分の中ではめちゃくちゃバランスとってます。

平野:というと?

JUNIOR:いろんなタイプのイベントに出るようにしていたり、自分が主催しているものだと、「この年代の曲しかかけない」っていうイベントをつくったり。たとえば「80年代しかかけません」と。懐メロ感覚で聞いてほしいとき、いまの10代の子ではそういう感覚で聞けないですよね?

平野:その曲を知らないわけだからね。

JUNIOR:だから年齢制限もバッチリして・・・

平野:なるほど、そういうことか。

JUNIOR:その代わり、キャパも100人とか200人とか小さくして。「このイベントは30歳以上しか入れません」とか。もちろん10代がいっぱいいそうなイベントに行ったら、10代に流行ってそうな曲をかけたりもしますし。いろんなことを考えながらバランスをとっているんです。

平野:自分がプロデュースする曲のときは?

JUNIOR:オレはビクターと契約しているんですけど、もちろんレコード会社は売らないといけないから、「こういうものにしようよ」って言ってくるわけです。そんなときは、「OK! そうしよう。その代わり、オレがやりたいこともやらせてよ、フリーダウンロードでいいからさ」って言ったりね。

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平野:大きな葛藤にまで至らずにうまくバランスを取っているようですね。

JUNIOR:ていうか、慣れたんです。昔はめちゃくちゃ葛藤しましたよ。

平野:突っ張ってたときもあったでしょうからね(笑)。

JUNIOR:ありましたね。でもいまは、お客さんから「今日来てよかったです!」とか、「明日も仕事頑張ろうと思います!」なんて言われると、めっちゃ嬉しいっていうか・・・。オレはあまりメディアに出ないようにしているんだけど、東北とかに行ってもオレのことを知ってる人がいてくれる。「なんで知ってんの?」って聞くと、「たまたま大阪に行ったときにイベントで見ました!」みたいに言ってくれて。

平野:それは嬉しいですね。

JUNIOR:「明日からも仕事頑張ります!」ってね。オレ、MCでも「働かんヤツはカスや!」みたいなことをよく言うんですよ。「働かなあかん!」ってずっと言ってるんだけど、そういうのに共感してもらえると、よかったなーって思いますね。



次回はJUNIORさんのステージングについて。
その秘密を暴きます!

RED SPIDER JUNIOR⑥「興奮しているみたいな感じでわざと台から落ちたりしますよ。」

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RED SPIDER

セレクター・MCをJUNIOR (ジュニア)が務める本人のみからなるキャリア20年の大阪のレゲエ・サウンドである。
現在までに数々の作品をプロデュースすると同時に、強烈なMC、オリジナリティ溢れるダブプレート、サウンドシステムを駆使したダンスを年間100本近くも展開する。
毒舌キャラが先行イメージのRED SPIDERだが音楽を生業とする者として作品作りに対する熱い情熱とあの毒舌MCの裏側にあるレゲエへの異常とも言える愛情は徐々にだが日本中に伝わりつつある。
2016年9月25日には「緊急事態」が大阪舞洲で開催され16,000人の動員であった。
2017年春から再び47都道府県ツアーを敢行、そのファイナル公演を11月27日(月)日本武道館で行う。

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47都道府県TOUR FINAL in 日本武道館

2017年11月27日(月)
東京 / 日本武道館
(東京都千代田区北の丸公園2-3)

開場 17:45 / 開演 19:00(21:00終演予定)

スタンド指定席 5000円(税込)

ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:77400)
http://l-tike.com/search/?keyword=77400

チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:333-199)
http://ticket-search.pia.jp/pia/search_all.do?kw=333-199

e+(イープラス) http://eplus.jp

■お問い合わせ
H.I.P. 03-3475-9999

■RED SPIDERオフィシャルサイト
http://www.kaeru-studio.com/kaeru_studio/spider.php

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