Talks

Ka-tan talk ⑤ "Bringing up a child creatively"

カータン対談⑤「こどもを創造的に育てること」

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ブログ『カータンBLOG あたし・主婦の頭の中』が「ライブドアブログ OF THE YEAR 2015」最優秀グランプリ受賞、2016年には殿堂入りされた人気主婦ブロガーのカータンさんとの対談です。

〈前回までは〉
カータン①「なんだろう。わたし、いま泣きそうになってる。」
カータン②「こうして敏子さんのお写真を拝見すると、太郎さんに似ていらっしゃいますよね?」
カータン③「こういうのを考えられるって、頭の中はどうなってたんだろう・・・」
カータン④「みんなおなじ、ひとつなんだって言ってるんですね。」


今回からはカータンさんの全貌に迫っていきます!
まずは主婦ブロガーになられたきっかけをお伺いしました。

「わたし、もともと物書きになりたかったんです。」

平野:この冷蔵庫、当時のものですよ。まだ動いてるんじゃないかな?

カータン:素敵な色ですね。

平野:冷蔵庫は白と決まっていた時代でしょう? 白じゃない冷蔵庫なんて、誰も想像さえしていなかった時代です。でも太郎はどうしても白が嫌だった。

カータン:(笑)

平野:ところが、誰に言っても「冷蔵庫は白に決まっています。そもそも色で冷やすわけじゃありません」って言われたらしい。

カータン:それはそうですよね(笑)。

平野:でもけっきょく「岡本先生がそう言うんだから仕方がない」って、特別に青い冷蔵庫をつくってくれたらしい。

カータン:さすが!(笑)

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カータン:この椅子も太郎さんの作品ですか?

平野:そうです。《彩りイス》っていう名前がついています。

カータン:この椅子、すごく座り心地いいですね。

平野:このテーブルも太郎の作品ですよ。変わった形をしているでしょ? おもしろいのは、7〜8人が座れるんだけど、みんなとの距離がとても近く感じること。長テーブルや円卓だと反対側に座っている人とは遠くなってしまうけど、このテーブルは、どこに座っている人とも距離が近いんですよ。

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カータン:欲しい!

平野:売ってません(笑)。自分が使うために、太郎がひとつだけつくったものなので。

カータン:そうですよね。

平野:ところで、カータンさんのブログ、味のあるイラストですね。

カータン:ありがとうございます。

平野:これは人気があるだろうなと思いました。カータンさんって、本業は?

カータン:主婦です。主婦でブログを書いているので、主婦ブロガーなんて呼ばれてますけれど。家族のこととか日常生活であまり人が気づかないようなことを広げて書いています。

平野:どのくらいの頻度で書いているんです?

カータン:毎日です。

平野:毎日?!

カータン:毎日だいたいイラストを20枚くらい描いて…。他の人はどんどんデジタル化しているんですけど…

平野:デジタルは使わない?

カータン:うまく使えないっていうのもあるんですけど、色味がおなじようになっちゃうのがイヤなので、ペンで描いています。

平野:イラストを描くだけで一日終わっちゃうでしょ?

カータン:はい、終わります(笑)。

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平野:ぼくはブログもツイッターもFacebookもやったことがなくて、そっち方面にはいっさい土地勘がないので教えて欲しいんだけど、そもそもブログって、なんのためにやってるんですか? 公共サービスみたいな感じ?(笑)

カータン:わたし、もともと物書きになりたかったんです。昔は出版社に原稿を持ち込んで、編集の方に見てもらって、採用されてはじめて出版できる、みたいな感じでしたでしょう?

平野:絶望的なほどハードルが高いですよね。

カータン:でもブログっていうツールができて、それならわたしでも発表できるって思ってはじめたんです。

平野:ああ、やっぱり「表現」なんですね。

カータン:高校時代、授業中によく手紙とかを回していました。下手なんですけど、絵を描くとみんながおもしろいって言ってくれて。それでずっと描いていたんです。

平野:ずいぶん前になるけど、「これからはインターネットの時代だ!」なんて言われていた頃、殺し文句のように「ひとり一人が出版社や放送局になる」みたいなことが喧伝されていたけれど、まさにそれを地で行くような話ですね。

カータン:そうかもしれません。

平野:この歳になると、たいていの人種には会ってるものだけど、「主婦ブロガー」ってはじめてなんで、すごく興味があって(笑)。

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平野:もちろんイラストもチャーミングだし、文章もおもしろいけど、なによりすごいと思うのは、毎日書いているということ。以前、ぼくは月刊誌に連載していたことがあるんだけど、月1だってけっこう苦しかった。毎日っていうのは驚異的で、脱帽するしかありません。

カータン:恐縮です。

平野:どういうきっかけではじめられたんですか?

カータン:いま大学生の娘と小学校5年生で8歳離れた下の子がいるんですけど、その子が1,500 gで生まれたんですね。母子ともに生きるか死ぬかで、4ヶ月ぐらいの入院生活を経て授かったんです。その経験を、高齢出産だったり、小さい赤ちゃんを産んだ人たちに伝えたいって思ってはじめました。

平野:なるほど。

カータン:わたしそのとき39歳で、ちょうど40になる年だったんですけれど、物書きになりたいという夢を捨て切れないまま大人になって、苦しかったんですね。それで、1年間がむしゃらにやって、それでも誰にも読んでもらえなかったら、新聞の読者コーナーに投稿する趣味の人になろうって思って。

平野:下の子は赤ちゃんだったわけでしょう?

カータン:8ヶ月くらいで、乳飲み子でした。なので、睡眠時間2時間くらいの1年間を過ごしました。

平野:すごい話だなあ。

カータン:夫も「産後にそんな大変な思いをして、身体を壊したらどうするの?」と言いましたが、40年間の最後1年間だけ、思い切りやって燃え尽きたいって・・・



次回はブロガーとして支持されるカータン。
その美意識について迫ります。

カータン⑥「わたしの思いを聞いてもらいたいとかはあまりないんですけど・・・」

カータンさんのBLOG『あたし・主婦の頭の中 』でも対談前夜のことが書かれています。
ぜひあわせてご覧ください。
「鳥肌が立つほどエネルギーが溢れている岡本太郎の魅力」

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カータン

元外資系航空会社の客室乗務員。二児の母。
日常の出来事や妄想をオリジナリティあふれるイラストで綴る「カータンBLOG」で人気を博す。
現在、さまざまなメディアで活躍中。

カータン BLOG『あたし・主婦の頭の中 』
http://ka-tan.blog.jp/

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