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Ka-tan talk ⑩ "Bringing up a child creatively"

カータン対談⑩「こどもを創造的に育てること」

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ブログ『カータンBLOG あたし・主婦の頭の中』が「ライブドアブログ OF THE YEAR 2015」最優秀グランプリ受賞、2016年には殿堂入りされた人気主婦ブロガーのカータンさんとの対談です。

〈前回までは〉
カータン①「なんだろう。わたし、いま泣きそうになってる。」
カータン②「こうして敏子さんのお写真を拝見すると、太郎さんに似ていらっしゃいますよね?」
カータン③「こういうのを考えられるって、頭の中はどうなってたんだろう・・・」
カータン④「みんなおなじ、ひとつなんだって言ってるんですね。」
カータン⑤「わたし、もともと物書きになりたかったんです。」
カータン⑥「わたしの思いを聞いてもらいたいとかはあまりないんですけど・・・」
カータン⑦「わたしもブログはおもしろいって見てもらいたいけど、」
カータン⑧「いったい何なんだっていうものがある作品の方が食いつきやすいですよね。」
カータン⑨「芸術に限らず、すべてにおいてつながってるなって思いました。」


今回で最終回。
こどもを創造的に育てることについて語っていただきました。


「こどもを創造的に育てることが、こどもの利益になるんですね。」

カータン:岡本太郎さんが美術の先生とか美術教室みたいなのを開いたら、こどもたちはほんとうに楽しいでしょうね。いろいろな才能を引き出したりして。

平野:よく太郎はこどもの絵の審査員をしていたみたいですね。

カータン:素敵。

平野:でも選べなかったらしいんですよ。ぜんぶがよく見えちゃって。

カータン:わかる!

平野:いくら考えても決められなくて、けっきょく、「ダメだ。みんなにグランプリをやってくれ」って。

カータン:(笑) 太郎さんらしいエピソードですね。

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平野:ぼくは母親にこそ太郎の本を読んで欲しいと思っているんです。絶対こどものためになるから。

カータン:ええ。

平野:いままでは優等生が得をする社会だったけど、これからは必ずしもそうじゃない。日本は創造力で食ってかなきゃならないからです。

カータン:わかります。

平野:どんな職業であれ、求められる人材は例外なく「創造的な人」「創造力のある人」です。お母さんは、そういう子に育てないとダメなんですよ。

カータン:はい。

平野:自分が受けたのは、言われたことをキチッとこなす教育だったかもしれないけど、その価値観がこのままずっと続くと考えるのは間違いです。

カータン:こどもを創造的に育てることが、こどもの利益になるんですね。

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平野:けっきょく親がどれだけ腹をくくれるかっていう話かもしれないな。

カータン:世の中の基準から離れるのは、やっぱり怖いですものね。

平野:いろんなことを無理に押しつけなきゃいいんですよ。太郎だって算数なんかまったくできなかったんじゃないかな。

カータン:そうなんですか?

平野:いや、ぜんぜん知らないけど(笑)。ただ、財布は持ってませんでしたね

カータン:顔がクレジットカードだったんですね?

平野:よく銀座で飲んだらしいけど、もちろん請求書はちゃんと敏子のところに届くわけです。けっこう大変だったみたいですよ、支払いが。でも、「先生がそれで楽しいんだから、いいのよ」って、苦労して払ってた。もちろん太郎はいっさい知りません。

カータン:敏子さん、すごいですね。

平野:フランスから友だちが来たとき、銀座に連れて行って、すごくビックリされたらしいですよ。手ぶらで行って、請求書も見ずに「じゃあ!」って一銭も払わずに帰るのが許されるのは、フランスだと王様だけらしい。

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カータン:(笑)。でも今日はすごくいいお話ができました。ピアノが得意だったらピアノをバンバン弾かせてあげればいいのに、ピアノ教室の次は水泳、水泳の次はテニス・・・って、どれだけよくばりなんだって思いました。

平野:そうね。

カータン:こんなことやっていたら才能は育たないって。天才的な人って、親が与えてるって言ったら変ですけど、別に無理矢理やりやらせるんじゃなくて、遠くから見守っているような気がします。

平野:太郎は、あれやれ、これやれなんて、いっさい言われていません。それどころか、一平・かの子はこどもの太郎を対等な存在として扱った。

カータン:へえ。

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平野:親が偉かったって話じゃないにしても、あの親だったからっていうのはあると思いますよ。太郎は一平から絵の手ほどきを受けたわけではないし、かの子から文章の書き方を教わったわけでもない。テクニックはなにも学んでいません。

カータン:はい。

平野:ただ唯一、人生観を受けとった。自分の信念だけを羅針盤に生きていく、という生き方です。「人にどう見られるか」「世間からどう評価されるか」は考えない。自分の針路を決めるときに、他者の眼をベンチマークにしない、ということです。それはそのまま太郎の「芸術」です。両親から言葉でそうしろと言われたわけじゃないけど、ふたりを見ていて自然のうちに体得した。それが岡本太郎をつくったんです。



カータンさんのBLOG『あたし・主婦の頭の中 』でも対談前夜のことが書かれています。
ぜひあわせてご覧ください。
「鳥肌が立つほどエネルギーが溢れている岡本太郎の魅力」

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カータン

元外資系航空会社の客室乗務員。二児の母。
日常の出来事や妄想をオリジナリティあふれるイラストで綴る「カータンBLOG」で人気を博す。
現在、さまざまなメディアで活躍中。

カータン BLOG『あたし・主婦の頭の中 』
http://ka-tan.blog.jp/

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