Repos

あいみょんと語る②

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岡本太郎を敬愛するシンガーソングライターのあいみょんと空間メディアプロデューサーで岡本太郎記念館館長の平野暁臣による展覧会「太陽の塔」特別対談です!

*この展覧会はすでに終了しております

〈前回までは〉
①「太郎さんのことは絶対に知っていたほうがいい」

今回から展示されている作品をご紹介。
まずは〈黄金の顔〉です!



「太郎さん、なんか、かわいい(笑)。」

平野:展覧会『太陽の塔』にはいろんな作品が展示されるけど、なかでも必見は〈黄金の顔〉。これは見ておいて損はないよ。

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あいみょん:??? 〈黄金の顔〉って、太陽の塔のてっぺんに付いている顔ですよね?

平野:そう。その現物を目の前で見られるよ。

あいみょん:えええ? いま塔についているアレを運ぶんですか?

平野:まさか! さすがにアレを持っていくのは無理だ(笑)。

あいみょん:ですよね(笑)。ってことは…どういうこと?

平野:知らない人が多いと思うけど、いま太陽の塔についている〈黄金の顔〉はじつは2代目。初代の顔は倉庫で眠っている。

あいみょん:えーっ! ホントに? 知らなかった―!

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平野:25年ほど前に―正確にいうと1992年から93年にかけてなんだけど―太陽の塔が大規模な改修工事を受けたときに…

あいみょん:まだ太郎さんが生きているときだ!

平野:そう。大阪万博から20年以上が経っていろいろ傷んできたから、メンテナンスをしようとなったわけ。塔の周りをグルリと足場で囲って、すごく大掛かりな工事だったんだよ。

あいみょん:具体的にはどんなことをやったんですか?

平野:外壁コンクリートのひび割れを埋めて再塗装をしたり、モザイクタイルを貼り直したり…。

あいみょん:タイルの貼り直し?

平野:赤い稲妻があるでしょう? アレって、イタリアから取り寄せたガラスモザイクのタイルが貼ってあったんだけど、それが剥離してずいぶん落ちていたので、ぜんぶ剥がして新しいタイルに張り替えたんだよ。

あいみょん:知らなかったです。

平野:で、そのときにね、この際だから〈黄金の顔〉を取り替えようという話になったわけ。あんなところまで足場を組むなんて、そうあることじゃないからね。

あいみょん:なるほど。でもどうして取り替えることになったんですか?

平野:オリジナルの〈黄金の顔〉は薄い鉄板でできているんだよね。ほら、太陽の塔って、もともと半年で壊されるはずだったでしょ。だからそれで十分だった。ところが万博閉幕から5年が経って永久保存が決まった。

あいみょん:はい。

平野:鉄板だから、どうしても錆びる。下手をすると腐食した部分が落下するかもしれない。危ないでしょ? それでステンレスに変えることにしたわけ。

あいみょん:あ、なるほど。そうなんだ。知らなかった。そのとき取り外したオリジナルがあべのハルカス美術館にやってくるんですね! すごい!

平野:これが太陽の塔つくっているときの写真なんだけど…。

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あいみょん: うわ! やっぱでかいですね!

平野:うん。直径が10.6メートルもあるからね。ほら、この写真には目玉のなかに太郎が写ってる。

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あいみょん: あ、ほんとだ。太郎さん、なんか、かわいい(笑)。

平野:これだけ大きいから、立てて見せることはできないので、ハルカス美術館では横に寝かせて、それを上から見るんだよ。階段を登って、足場の上からね。

あいみょん:うわー、おもしろい! めっちゃ楽しそう! 飛び込みたくなるかも!(笑)



次回は〈地底の太陽〉と地下展示について語ります!

③「でもフツー、こんな大きなものが、行方不明になります?(笑)」

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