あいみょんと語る③

岡本太郎を敬愛するシンガーソングライターのあいみょんと空間メディアプロデューサーで岡本太郎記念館館長の平野暁臣による展覧会「太陽の塔」特別対談です!

〈前回までは〉
①「太郎さんのことは絶対に知っていたほうがいい」
②「太郎さん、なんか、かわいい(笑)。」


今回も展示されている作品をご紹介します。
〈地底の太陽〉、そして「地下展示」です!



「でもフツー、こんな大きなものが、行方不明になります?(笑)」

平野:展覧会でお客さんを最初に出迎えるのは〈地底の太陽〉。〈地底の太陽〉は知ってる?

あいみょん: 知ってます。〝第4の顔〟ですよね?

平野:そう。〈地底の太陽〉は大阪万博テーマ館の「地下展示」に設置されていたんだけど、万博が終わったあとに行方不明になった。これが万博当時の〈地底の太陽〉。

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あいみょん:カッコいい! でもフツー、こんな大きなものが、行方不明になります?(笑)

平野:そうだよね。でもじっさい行方不明になったままなんだ。そこで今回の塔内再生にあわせて復元したわけ。これが現在の写真。いま太陽の塔に入ると、これが見られる。

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あいみょん:素敵! 見たい!

平野:展覧会では、今回の復元に際して制作した原型を展示するんだけど、これがその原型。

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あいみょん:すごい! どこか生々しいですね。

平野:太陽の塔は大阪万博テーマ館の一部だったことは知っていると思うけど、当時はいきなり塔内に入ったわけじゃなくて、その前に壮大な「地下展示」があった。観客は全員、地下展示を見てから塔内に入ったわけ。

あいみょん:そうなんですね。

平野:本にたとえれば、地下展示が第1章で、太陽の塔は第2章。その先には第3章=空中展示、第4章=地上展示があった。

あいみょん:壮大だったんですね。

平野:太陽の塔にとって地下展示はとくに大切なので、この展覧会ではそれをミニチュアのジオラマで再現しているんだよ。

あいみょん:へえ。

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平野:こっちが万博当時の写真。こっちがジオラマの写真。

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あいみょん:わー、すごい! どっちがどっちか、ぜんぜんわかんない。

平野:(笑)フィギュア界のトップブランドに海洋堂ってあるでしょ?

あいみょん:はい。

平野:その海洋堂に頼んでつくってもらったんだよ。〈地底の太陽〉の最初の原型も、ジオラマもね。

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あいみょん:このジオラマって、どうやってつくったんですか? 当時の展示は残ってないんですよね?

平野:残っているのはごくわずかな写真だけ。足りない情報は想像力で補ってつくったんだよ。フィギュアの人たちは、2次元の平面情報から3次元の立体をつくり出すのが得意だからね。

あいみょん:写真だけでこれを? すごい技ですね!



次回は「太陽の塔の内部」について語ります!

④「これも海洋堂さんなんですね! すごいぞ、海洋堂(笑)!」

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