あいみょんと語る④

岡本太郎を敬愛するシンガーソングライターのあいみょんと空間メディアプロデューサーで岡本太郎記念館館長の平野暁臣による展覧会「太陽の塔」特別対談です!

〈前回までは〉
①「太郎さんのことは絶対に知っていたほうがいい」
②「太郎さん、なんか、かわいい(笑)。」
③「でもフツー、こんな大きなものが、行方不明になります?(笑)」

今回は「太陽の塔の内部」について語ります!



「これも海洋堂さんなんですね! すごいぞ、海洋堂(笑)!」

平野:これが地下展示の全景で、奥の赤い筒が太陽の塔。比べてみると、地下展示がどれほど大きかったかがわかるでしょう?

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あいみょん:おお!すごい! わたしも見てみたかったなあ。

平野:展覧会の真ん中あたりにはこれがいるよ。

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あいみょん:かわいい!

平野:1967年10月に、太郎はここの庭で太陽の塔の石膏原型をつくったんだけど、その情景をリアルサイズで再現したものがコレ。海洋堂に頼んで・・・

あいみょん:これも海洋堂さんなんですね! すごいぞ、海洋堂(笑)!

平野:当時の白黒写真から飛び出してきたようにしたかったから、あえてモノトーンにして。

あいみょん:これ、めっちゃいいですね。

平野:会場の真ん中にコイツがドン!といて、そこに太郎の声が聞こえてくる。

あいみょん:太郎さんの声も聞けるんですか?

平野:うん。テーマ館や太陽の塔について語る太郎。開幕直前に、万博のコンパニオンたちにレクチャーしているんだけど、これがね、超おもしろいんだよ。

あいみょん:えええ!(笑) 聞きたい!

平野:この模型は1970年の万博当時の太陽の塔の内部。

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あいみょん: 万博当時の姿だから、エスカレーターなんですね。いまは階段に変わったんですよね?

平野:うん。今回の耐震補強で塔内の空間形状がいろいろと変わったんだけど、エスカレーター→階段もそのひとつなんだ。

あいみょん:ほかにはどこが変わったんですか?

平野:太陽の塔は、腕から下がコンクリートで、上が鉄骨構造なんだけど…

あいみょん:ええ。

平野:耐震補強で、コンクリートの壁が20センチ厚くなった。見た目はたいして変わらないけど、内径が40センチ小さくなったわけ。

あいみょん:そうなんですね。

平野:まあ、それは気がつかないレベルなんだけど、腕から上はもっとすごいことになっていて。既存鉄骨の内側に鉄骨を組み足して補強したので、生命の樹の上空の内部空間が狭くなっちゃったんだよ。トウモロコシみたいな感じ、っていえばいいかな。

あいみょん:(笑)

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平野:模型の青い部分があるでしょ? 生命の樹の上空に。

あいみょん:はい。

平野:この部分は水平のフィンが積層されているんだけど、耐震工事で狭くなったために、生命の樹がフィンに当たってしまって。

あいみょん:えー!

平野:当たる箇所だけフィンを欠き込んでなんとか収めたんだよ。

あいみょん: 塔内に入れば、それもみられるんですね?

平野:うん。

あいみょん:そういえば、6月に大きな地震があったじゃないですか。 震源が太陽の塔のすぐちかくだったから、すごく心配しました。大丈夫でしたか?

平野:おかげさまでなんともなかった。無傷でした。耐震補強をやっておいてほんとうによかった。



次回は「芸術は呪術である」について語ります!

⑤「太郎さんって…もしかして…シャーマン?」

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