Works

The Art of the Sun ー Taro Okamoto's public art ー

企画展「太陽の芸術 -岡本太郎のパブリックアート-」

KV《動物》制作風景2s

太陽の芸術


-岡本太郎のパブリックアート-


「芸術は太陽と同じだ。太陽は熱も光も、無限に与える。
日なたぼっこしても、“おい、あったかかったろう。
じゃ、いくら寄越せ”なんて、手を差し出したりしないだろ?」


芸術とは太陽のようなもの。岡本太郎はそう考えていました。
根底にあったのは「芸術は民衆のもの」という信念です。

芸術は一握りのスノッブや金持ちのものじゃない。さまざまな矛盾や困難と闘いながら毎日を生きる平凡な民衆のものであり、そうしたなんでもない暮らしの中でこそ生かされるべきなんだ、と。

この芸術思想が太郎をパブリックアートに向かわせます。太郎は、いつでもだれでもアクセスできる公共の場所にたくさんの作品をのこしました。彫刻、壁画、レリーフ、記念碑、時計、広場、梵鐘、暖炉…。主なものだけでも数十点を超え、バリエーションもじつに広範で、一般的なアートの概念からはみ出たものも少なくありません。

岡本芸術にとって、パブリックアートはなくてはならない決定的な存在です。本展は、ゲストキュレーターに川崎市岡本太郎美術館の大杉浩司氏を迎え、「太陽の芸術」を考えていきます。

岡本太郎記念館館長 平野暁臣

キュレーターより
芸術は太陽と同様に、全ての人に与えられ、全ての人と共有するべきものだと、岡本太郎は芸術の本質を問いかけるような作品を多く残しました。そこには人間の逞しい生命讃歌がテーマとして流れています。彼にとって芸術とは特別なものでなく、人間が生きることそのものであり、その誇らかな証にこそ芸術としての価値があると考えたのです。作品を売ることを拒み続け、一点至上主義の美術品の価値を否定してきた背景には、作品の所有者や愛好家、研究者といった限られた人間の手から、芸術を一般大衆に取戻し、本来の姿に変えていくべきだという彼の理念があったからです。

こうした芸術の在り方を表した岡本太郎のパブリック作品は、日本国内だけで140作品70ヶ所以上に及びます。これらは空間への安易な迎合を否定し、笑いという生のエネルギーを発しながら私たちの生活の中で存在し続けています。パブリックに打ち出されたこれらの作品は、岡本太郎が芸術家として行き着いた最高の表現手段だと言えるでしょう。

本展は、岡本太郎のパブリック作品に焦点を当て、作品に込められたメッセージから芸術の持つ役割を考えるきっかけとしました。

自然と対峙することでつくられた人類の歴史、悲劇を乗り越えて今日を作り上げた人間の力、誤解を受けながらも美しく生きる命、男と女の恋愛ドラマなど、我々の生活に直接的な示唆を与え、生きることへの歓びを味わわせてくれるはずです。

川崎市岡本太郎美術館学芸員/岡本太郎記念館客員研究員
大杉浩司

誇り
《誇り》


太陽の鐘
《太陽の鐘》


企画展『太陽の芸術 -岡本太郎のパブリックアート-』


会 期 :2019年2月27日(水)~6月23日(日)

場 所 :岡本太郎記念館

特別講座とギャラリートーク
キュレーターによる特別講座とギャラリートークを行います。


【特別講座】(予約制) 
「芸術と社会の接点ー岡本太郎のパブリックアートー」
2019年3月9日(土) 19:00~
講師:大杉浩司
※ご予約お申し込み方法は後日岡本太郎記念館ウェブサイトで
 お知らせいたします。

【ギャラリートーク】
2019年3月9日(土)14:00~
3月23日(土)14:00~
解説:大杉浩司
※予約不要。1時間程度のご案内となります。
 参加多数の場合は先着順とさせていただきます

さいあくななちゃんs
2018年岡本太郎賞作品
さいあくななちゃん
《芸術はロックンロールだ》

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詳細が決まり次第、別途ご案内いたします。

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