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Kanji Yumisashi Special exhibition interview !

【速報】弓指寛治 特別展示インタビュー!

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2018年に敏子賞を受賞した弓指寛治さんの特別展示『太郎は戦争へ行った』が岡本太郎記念館でスタートしました!

早速、弓指寛治さんにインタビューさせていただきましたのでご覧ください。

――今回は、「生きる」をテーマにされたそうですね。どういうところから戦争を題材にしようと思われたんですか?

弓指:太郎賞の授賞式のあとに平野館長とお話をさせていただいたんですけど、「記念館っていうのは岡本太郎の家だから、ただのホワイトキューブの展示じゃないということ」を言われましたね。「個人的なテーマを漫然とやっていい場所ではない」と。

――「太郎と戦う場所」ですもんね。

弓指:そうなんです。これまでにぼくのテーマには「死」がありますけど、今回はそうじゃない。岡本太郎っていう人を通して見えるものを提示しないでいけないなって思ったんです。
でもぼくは太郎賞には応募したけど、そこまで岡本太郎のファンではなかったので、まずは太郎さんについて調べなければいけないなと思ったんです。
それで本を読んだんです。岡本太郎に関する本っていっぱい出てますよね。それこそヴィレッジヴァンガードで買えるものから読んでいったんです。

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――読み進めていく中で、太郎の印象は変わりましたか?

弓指:ええ。本を読めば読むほど親戚のおじさんみたいな感じに思えてきたんです。

――親戚のおじさんですか?

弓指:正月の集まりとかで親戚のおじさんが「オレってマジすごいんだぜ!」って自慢するのを聞くみたいな感じで(笑)。
だってスキーは上手いし、エリートだし、お母さんと小さいときから議論をするような感じでやってきて・・・戦争に行っても人を撃ったことがないまま帰ってきたんですよ。さらにそのあとも日本で芸術家として大活躍。
自慢ばっかりだなって思って(笑)。でもそこにはユーモラスな部分があるから嫌味には感じないんですよね。人間味がある。

――そこから戦争はまた遠いですね。

弓指:いくら親戚のおじさんみたいだって思っても、それを描いてもしようがない。なにかないかなと思って他のエッセイを読んでいたら、「我が二等兵物語」に行きついて「白い馬」っていう文章に出会いました。
読んだときにすごくおもしろいなと思って、イメージが浮かんだんです。「命の蠢く音がザワザワする」白い馬に見えたけどじつはそれは馬の色ではなくて蛆虫の色だった。でも太郎さんはそれを美しく思う。
これって「今日の芸術は、うまくあってはならない。 きれいであってはならない。 心地よくあってはならない」に通ずるような感じがして。

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――なるほど。わたしが写真で見たのはあのカラスの部分だったんですね。だから鳥の絵なんだと思ってたら、ぜんぜん違いました。

弓指:あのカラスも、太郎さんってカラスが好きだったんですよね。だから入れようかと思って。
カラスも両義性があって、死をつかさどるモチーフとして不吉なイメージがありますが同時にヤタガラスみたいに神の使いという神聖さもある。

――あのカラス、太郎さんに似ていませんか?

弓指:(笑)まったく意識していないです。でも太郎さんのことをずっと考えながら描いたのは間違いないので、そういう部分も知らず知らずに出てきたのかもしれないですね。

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