21日に開催された弓指寛治(2018年岡本敏子賞)さんのアーティストトーク。
弓指さんのこれまでの活動や今回の特別展示の解説など、興味深いお話をたくさん聞かせていただきました。
弓指「本日は皆さん、おあつまりいただきありがとうございます。早速、はじめさせていただきます。
いま太郎さんの声が聞こえていますけど、今回は声というのがテーマだったなと思って。制作の時はこの YouTube の声を流すかラジオを聞いていました。
なので今日もこれを流しながらやりたいと思います。
今日はこんな感じでですね、まず過去の作品を見てもらってそれで、それを踏まえた上で僕がなんでこの『太郎は戦場へ行った』というのをやっているかを見てもらいながら制作工程とかも紹介しつつ・・・作品を一つずつ解説させてもらえたらと思います。
しゃべりすぎたら誰か指摘していただけたら嬉しいです(笑)
ということではじめていきます」
弓指「これはサイ・トゥオンブリー っていうアメリカの画家の絵なんですけれど。
僕の大学は名古屋学芸大学っていう映像の大学でして、その頃はまったく絵に興味がなかったんです。
それまでサッカーとかをしていまして・・・
大学で現代アートの説明をされてもコンセプトがどうだ~と言われても本当に面白くないなと思っていて(笑)。
『儚さがどうの~』とか(笑)
そういう話が嫌だなと思ってたんです。
でもその後、友達とアメリカに旅行に行って、テキサスのメニールコレクションというところでたまたまサイ・トゥオンブリー の展示がやっていたんです。
それを見て『なんてカッコイイんだ!』と思って。
この《アポロ》と《ヴィーナス》を見たときから僕は画家になろうと思って、絵をはじめたんです。それが18歳くらいのことです。
まず見た目に一発やられたというところから入っていきました」
Kanji yumisashi Artist Talk!!!
弓指寛治 アーティストトーク!!!
:: February 22, 2019
