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Special course report ⑨

「芸術と社会の接点―岡本太郎のパブリックアート」特別講座レポート⑨

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2019年3月9日(土) 19:00~ に岡本太郎記念館で行われた川崎市岡本太郎美術館学芸員であり、岡本太郎記念館の客員研究員である大杉浩司さんによる特別講座のレポート最終回をお届けします。

36.生命の樹
大杉:そしてこれは記憶に新しいですが去年の3月にリニューアルした。《太陽の塔》内部の《生命の樹》です。20何年前、展覧会のための調査に行ったときは中がボロボロで。恐竜とかそういったものみな取り外されていたんですけれど、綺麗にリニューアルされました。今は人気でネットなどでの申し込みをしないと見られないようですね。ぜひリニューアルされた《生命の樹》。機会がありましたらご覧になっていただければと思います。

37.太陽の鐘
大杉:これは《太陽の鐘》ですね。伊豆の韮山というところに日本通運が作った行楽施設があったんですけど、そこに作った作品です。背景に富士山が見えていますが駿河湾も見下ろせる絶景の場所です。岡本太郎は人間がこの大自然と対峙することで文明が生まれたということをこの鐘に象徴しました。この行楽施設もつぶれてしまって、作品はその廃墟にずっと放置されてボロボロになっていたんですけど、去年の5月に新しくリニューアルされ前橋市に移設されました。

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大杉:こうして作品が再生されることは本当に嬉しいことです。場所は変わっても太郎さんの作品には変わりありませんし、新しい場所に移されたり再生されたりすることで、またそこに人間のドラマが生まれていくわけです。太郎さんが作った作品を皆が大事にしてくれて、そのDNAを次の時代に引き継ぐことは私たちの責任でもあるわけです。まだまだ埋もれているような、ほったらかしの作品もあるので、再生して大事にしていけたらなと思っております。今日はありがとうございました。

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