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佐々木大輔対談②「縄文の精神」

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日本人でただ一人、世界で最も過酷で危険なエクストリームスポーツの「スキーベースジャンプ」をされている佐々木大輔さんとの対談です。
第2回目は「スケッチブックの謎」

〈前回までは〉
①「この絵はわたしの母親が岡本太郎さんに描いてもらったものなんです。」

「こういうものは、うちにあってはいけないです!」

平野:この手紙もいいですね。「村上先生がチエちゃんに岡本太郎と歩くからカバン持ちを・・・」。村上さんの教え子って、チエちゃんだけだったんですか?

佐々木:チエちゃんと母です。

平野:チエちゃんとおふくろさんは同級生かなにかですか?

佐々木:はい。幼なじみです。

平野:「と言って、近所の釜に来て・・・絵を皿につけたりしてその後、わたしと姉が・・・」この”わたし”っていうのがおふくろさんですよね?

佐々木:そうです。

平野:「わたしと姉一緒に話したり、田んぼを眺めたり、イチゴを食べたりして・・・黎子・・・」

佐々木:伯母の名前です。

平野:「黎子の差し出したスケッチブックに・・・座らせて、さらっとサラサラと描いてくれました。敏子さんは美人で・・・」。あ、それはちがうんじゃないかな(笑)。

佐々木:(笑)

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平野:「美人で描いている間もニコニコ笑って見ていました。現在のゴルフ練習場の・・・」

佐々木:花巻にある母の実家の敷地です。わたしの母親の兄が・・・岡本太郎さんと一緒にスキーをした人間なんですけど…

平野:え?

佐々木:これは追ってお話ししますね。

平野:OK(笑)。

佐々木:その伯父がゴルフの打ちっぱなしを花巻で経営していたんです。メモにあるは「その練習場の場所です」っていう意味なんですけど、昔はいろんな畑をやっていたので、その畑に来てくださって・・・丘になっているので、そこから花巻の景色をご覧になったみたいですね。

平野:なるほど。この絵を展示するときに、この手紙も一緒に披露してもいいですか?

佐々木:どうぞどうぞ。花巻に行くと鹿踊りが飾ってあって、それが小さい頃からすごく好きでした。祭り自体は見たことないんですけど、この姿がヒーローものの怪人とか怪獣みたいでかっこいいなと思って。

平野:よくわかりますよ。

佐々木:わたしにとって花巻の思い出は、おじいちゃんおばちゃんにかわいがってもらったことと、この鹿踊り。太郎さんが東北を見て回ってこの鹿踊りの写真を撮ったと知って、自分の好きなものが太郎さんも好きだったんだなと思って嬉しかったですね。

平野:ぜったい「藝術新潮」の取材のときですよ。間違いない。村上さんが案内してくれていましたからね。あっ、絵の裏に日付が入ってる! 57年6月16日・・・ビンゴ!!

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佐々木:岩手に入って2日目だったんですね。

平野:すごいな。じつに貴重な史料です。

佐々木:こういうものは、うちにあってはいけないです!

平野:(笑) それではスキーベースジャンプの話をしましょうか!



次回は「世界で最も危険で過酷なスポーツ」

③「ほんの数秒間なんですけど、その数秒間だけ、時がゆっくり流れていくんです。」

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佐々木大輔(ささきだいすけ)

1977年 青森県十和田市出身
2003年 アラスカ・フリーライドチャンピオンシップ優勝(日本人唯一)
2013年 富士山スキーベースジャンプ(世界初)
「スキーの歓び、可能性を世間に広める」を目標に “ベースジャンプ ” と “スキー” を融合させた「スキーベースジャンプ」で表現し最驚を目指す。
妻まなみが同行し撮影、日本のスキーベースジャンプエリアを世界でただ一人開拓し続ける。

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