いざ竪穴式住居!

この日差し・・・(気温35度)
ここでふと気づいてしまったんです。
「竪穴式住居って冷房ないよな・・・」
どこからともなく寒気がして体温は34度になりました。低体温症です。
まあいけるっしょ。ポジティブは世界を救います。
「最後に受付で、存分に冷房にあたっておこう!」
全身を包み込む、まるで体を血液からキンキンに冷やすようなあの冷気を想像しながら受付に入ってみます。


「ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ないんです、冷房が。
もう浴びることはできないんです、冷房を。
人生って酷ですね、知らない間に大切なものが失われ、それに我々は気づかないんですから。
気を取り直して受付をします。
僕:「すみません!」
受付:「はい!」
僕:「今日明日で古代生活村を予約しているMYKです。」
予約するときに自分を名前をなんとなく使いたくなく、友達の名前使うあるあるです。
受付:「ようこそいらっしゃいました!2日間楽しんでくださいね!今回は「くま」という竪穴式住居に宿泊して
いただきます。地図を渡しておきますね。」

受付:「トイレはここを使ってください、ゴミは最後にここに捨てるようお願いします、炊事場はここにあります、これが部屋のキーになります、これが薪のチケットです、古代生活村で交換してください、それから・・・」
映画のエンドロール並みに、早い説明でした。
何言ってるかよくわからなかったのですが、最後にこんなことを言いました。
受付:「お風呂にはこの道を使ってください、近道をするとヤマビルが出て危険なので。」
僕:「ヤマビルですか???」
受付:「そうです!足元で気づかないうちに、血を吸われて血だらけになるので気をつけてくださいね。基本ここでは靴下を履いてくださいね〜!」

「ふふっ」
人間理解を超えるとわらけてきます。なんて素晴らしい生き物なんでしょう。
受付に戻ります。
僕:「あの、火起こしをしたいんですが」
受付:「後ろ側に色々な体験セットがあるので見てみてください」



とりあえず火おこしのセット(1300円)を買いました。
ここで一番大事なことを思い出します。
縄文時代から現代まで通じるもの、男としてのロマン、そして縄文生活をする上で不可欠なもの、それは・・・
僕:「縄文スーツ貸してください!」
受付:「古代服ですね、100円です、チクチクするので気をつけてください」
僕:「・・・はい!」
さて、準備が全部整いました。あとは泊まるだけ!
対面の時
受付:「では竪穴式住居までご案内します。」
僕:「お願いします」

ついに対面のとき・・・・・・・

「・・・竪穴式住居だ!!!!」
目が物を言うとはこのことです。これが竪穴式住居です。
This is Tateanasikijukyoです。
入りたい入りたい欲望を抑えて、とりあえず一周してみます。

右

左

後ろ
なんで一周したのか。そんなことまで理由を求めてはいけません。
ただ回りたかった、それだけです。
はやる気持ちを抑えて、中へ入ってみます。



一回閉めちゃうwwwwwww

はいります
これが竪穴式住居です!

「おお竪穴式住居だ・・・思ってたより綺麗だなあ」

真ん中には石造りの炉があります。

基本的な壁は木を十字形に重ねた基礎に竹を並べ、その上にわらを乗せてできています。

木と木はわらで編まれた紐によって、上に乗せる形で結ばれ繋がれています。

上には二階のような、物置のようなスペースがあります。
さあここからが本番です!
僕たちの縄文生活が始まります!
縄文生活×ロマン=縄文スーツ
今回はこの二色をお借りしました!


わらで編まれたような、ガサガサ感のある一枚の布。
雰囲気抜群です。何だか少し短い気もしますが気にせず着てみましょう。



サイズもぴったりで着心地もよく、涼しくて最高です。
少し藁が皮膚にあたり、こしょばいところだけ気になりますが、あとは何の問題もありません。
PVの荒稼ぎもできたところで次に行きます。
祈祷
縄文時代にも神を信じる、宗教のような概念が存在したと言われています。細長い石を住居内に置き、祈りを捧げていたそうです。
では、僕たちも祈りを捧げるとしましょう。ここで今回のルールをおさらいしますと、
「太郎がモチーフにした縄文時代を感じること」です。
つまり、携帯などの電子機器はマナーモードに設定の上、通話はご遠慮くださいです。
その上電源まで切って触らないことが望ましいはず。
なので、、、



これでもう大丈夫です。ここから連絡は一切とらず、触りもしません。
一通り到着までの作業が終わったところで、休憩を取ることにしました。竪穴式住居にはもちろん冷房も扇風機もありません。しかし、
「ものすごく涼しい!」
非常に風通しがいい作りになっており、住居に入った瞬間に、冷房が効いた部屋で浴びる扇風機のような、涼しい風が全身を包みます。
4時間かけてやってきた疲れもあってか、少し睡眠をとりました。

服はチクチクするので脱ぎました。ロマンも三大欲求の前には敵いません。
次回、火、もうつかないないんじゃね