Repos

Taro Okamoto in Paris ②

パリで岡本太郎は②

岡本太郎は、哲学の授業を本格的に受講するようになり、その後も⼼理学や社会学を学びました。

「芸術家とは⼀体なんなのか?」という⼼の底にあった疑問が浮かび上がり、創作活動に⾏き詰まった時に通い始めたのがきっかけというから、頭が下がりますね。
「絵だけ描いているのが画家じゃない!」と発⾔しても、当時⽇本から来ていた同じ画家志望には伝わらず、笑われていたようです。

そんな太郎にとって学びを与えてくれた⼤学は、今なお世界的に誇り⾼い学問の場として知られていますが、 まぁ、敷居が⾼すぎる…
ふら〜と授業受けようとは普通思わないだろ・・・。
天才の思考回路にはついて⾏けません。

<芸術家が集うカフェ芸術家が集うカフェ>

パリ市内には歴史のあるカフェが今でも残っています。
その中でも、Saint-Germain-des-Prés エリアにある Café de Flore と Les Deux Magots は有名どころです。
この2つのカフェは道を挟んで向かい合っていて、かつて多くの⽂豪や芸術家の語り場となっていました。
「⻘春ピカソ」の中で、岡本太郎は、1934年前後、ピカソが特にシュールレアリストたちと親交を深めていた時期このカフェで談笑し、そこに太郎も同席していたと残しています。

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ということで、ブランチがてら Café de Flore に⼊ってみました。

到着したのが 11 時ごろで混んでる!ように⾒えますが、実はテラス席が⼈気なだけ中は空いていました。

席につくとしっかりと⽤意されている英語のメニュー。
かつての芸術家のハブは、今ではすっかり観光名所になっています。
世界各国の観光客が続々とランチ⽬当てに訪れていました。
カフェ側からしてみれば、お客が勝⼿に有名にしてくれるってとてもラッキーなお話ですね。

ウェイターさんはみんなおじさんだったのが印象的。
あとで調べた話ですが、不況のパリで今はこんな有名なカフェでもバイトを雇えない状況なんだとか・・・。
おじさんウェイターは雰囲気ありますが、理由が⽣々しい。

観光客に慣れていて、せかせかと働きながら、「空いているところに座って」とウェルカムな雰囲気ですが、忙しすぎて声をかけるのがなんだか申し訳なくなってしまい、結果ちょっとお茶をするだけのつもりが 1 時間くらいいる⽻⽬に…

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ペーパーランチョンマットにもこだわりが。

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オムレツを注文しましたが、付け合わせなどなくどーんとこれだけです。

なんともシュール。

⽇本のカフェに慣れていると可愛らしい盛り付けを想像してしまいますが、これがパリスタイルなんでしょうか。

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これは BLT サンドウィッチでとても美味しかった!!

2階はこんな感じで、これがサロンと呼ばれる場所なのでしょうか…?

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とてもシンプルな内装です。

特別美味しい!というわけではないけれど、パリらしいカフェに⾏けて⼤満⾜。
値段はちょっと⾼めでした。
でも同じカフェでもスタバで済ませるのじゃ味気ないし、良い思い出に。

きっと、岡本太郎が住んでいた当時は、⾏けば誰かしら知⼈いて、ちょっとコーヒー飲むはずが、話し込んでしまったり…なんてことがあったのでしょう。
半世紀後に芸能⼈がよく⾏くお店的な観光名所になっているとは誰も想像していなかったでしょう。

「パリで岡本太郎は③」につづきます。