岡本太郎コラム③ 思うこと「オリンピックと報道」
いささか、しぼみ加減だったオリンピック報道も、山中が出はじめると、また一だんと活気をとりもどすようだ。 いかにも勝負にこだわるなといっても、何たって競技だ。少しは勝たない …
いささか、しぼみ加減だったオリンピック報道も、山中が出はじめると、また一だんと活気をとりもどすようだ。 いかにも勝負にこだわるなといっても、何たって競技だ。少しは勝たない …
町々の大通りから露地裏まで、異様な匂いを放ってごろごろしているゴミ箱の、あの陰気な姿はどうにかならないものか。 しかしはみ出したゴミ屑には、奇妙に生活感がある。しかも冬は …
「愛の鐘」という名前からしてひどく少女趣味の運動が、母親の団体を中心として、近ごろ全国的に広がりつつある。メーカーの売り込みも推進力になっているらしいが。ウエストミンスタ …
万国博の跡地に民族学博物館が出来ることになって、いま着々と準備が進んでいる。私にとっては長い間夢だった。 経済的に高度に発達はしたが、そのシステムの中に巻き込まれて空(む …
パリ大学のかつて私も学んだ民族学科で、土曜日の十時から映像記録の講義がある。教授ルーシュが「君の映画をやるからぜひ見に来い」と連絡してきた。彼が日本にも撮影に来た、インタ …
パリにはさまざまの用事があった。来年の展覧会の打ち合わせ。版画の制作。歌集の編集等々。今度ちょっと変わっているのは文筆家としての仕事だ。私の著作「美の呪力」がエディシオン …
装飾古墳の壁いっぱいに躍る赤い無数の円形。また直狐文とよばれる、同心円を交差する直線で断ち切って、断面をずらしたような不思議な抽象形態。その神秘的な造形性に圧倒される。今 …
熊本で講演を頼まれたついでに装飾古墳を見に行った。実は古墳を見せてもらいたいから講演を引き受けたというのが本当だが。 北九州から有明海のあたりまで墓の内部や棺に独特の壁画 …
安楽死について話し合う懇談会が出来たという。当然のことだ。とかく近代的モラルでは避けてしまいたがるが、この問題についてはもっと正面から意見をぶつけあい、論議をつくすべきだ …
岡本太郎記念館では、 3月2日(水)から、 「生きる尊厳 -岡本太郎の縄文-」 を開催いたします。 1951年11月、岡本太郎は“生涯の友”との運命に出会いを来します。 …
太陽の芸術 -岡本太郎のパブリックアート- 「芸術は太陽と同じだ。太陽は熱も光も、無限に与える。 日なたぼっこしても、“おい、あったかかったろう。 じゃ、いくら寄越せ”な …
新進気鋭の映像クリエイターとして、多数のミュージックビオの、CM映像のディレクションを行っている映像作家、杉本晃佑さんとの対談です。 第1回は「映像作家とはなにか?」とは …
第20回岡本太郎現代芸術賞入選者が決定!! 第20回岡本太郎現代芸術賞に応募された499点について、 厳正な審査を行いました結果、26名(組)の方が、 入選をはたしました …
『TIPPI アフリカに育まれた少女』(映像文化センター)。 1997年に出た本だが、私は若い人にすすめられて、最近初めて手にした。 信じ難い、魅惑的な写真集だ。 ティッ …
先日リアルタイムテキスト実況をしました、 「第19回岡本太郎現代芸術賞授賞式!」 今回は各賞の受賞者のインタビューをお届けします! まずは特別賞の笹岡由梨子さん!! 受賞 …
2018年2月15日(水) 川崎市岡本太郎美術館 第22回岡本太郎現代芸術賞授賞式!! 岡本太郎の遺志を継ぎ、次代のアーティストを顕彰する岡本太郎現代芸術賞(通称TARO …
日本を牽引する女性ラッパーであるCOMA-CHIさんとの対談です。 最終回は「“I”から発信すること」 〈前回までは〉 ①「わたしがはじめた頃は女性のラッパーってほとんど …