岡本太郎コラム⑪東風西風「時なしイチゴ」
食後、つやつやと大粒のイチゴを口に運びながら、ふと思う。このごろはイチゴを食べるときに、ちっとも感激がない――何かお義理で食べるような気分。イチゴの方もやたらに赤々、まる …
食後、つやつやと大粒のイチゴを口に運びながら、ふと思う。このごろはイチゴを食べるときに、ちっとも感激がない――何かお義理で食べるような気分。イチゴの方もやたらに赤々、まる …
アルゼンチン大使の筆禍事件は近ごろ奇妙な話であった。問題の本を読んだわけではないが、新聞や週刊誌の伝えるところだけでは、まことにナンセンスだ。 書かれていることもばかばか …
テレビの「ガキ大将」という番組に出てくれとたのまれた。どうやら私はガキ大将に見えるらしい。 だが実はまったく違う。私はむしろ、いつもガキ大将相手に、たった一人で戦ったんだ …
朝。空は青々とすき透っている。空気もさわやか。ながかった冬だが、いつの間にか春になっていた。自然はまことに自在に変転し、軽やかだ。 久しぶりによく寝た。日ごろ、気違いじみ …
先年、パリに行ったとき、旧友のフランス人がよもやま話のうちに、いたずらっぽく笑いながらこんな話をした。 彼がある所で日本の大学教授と会った。名乗られた時、日本語の名前が一 …
むかし学問は人格だった。精神に裏づけられ、高潔な人間像を作りあげるためにあった。洋の東西を問わないが、とりわけ東洋の伝統は。 しかし科学の勃興(ぼっこう)、産業革命を起点 …
仕事でときどき中南米を訪れるが、むんむんする濃い生活感にいつでも感動する。機械のなかに住んでいるような近代都市よりも、目もさめるような青々とした緑の広場を持った町のたたず …
どういう風の吹きまわしか経営者ばかりを集めたセミナーに話をたのまれた。 私の前の発言は、日本が数年後には個人所得の水準でもヨーロッパをこえ、世界二位になることは間違いない …
新聞にも沢山出ているし、テレビでも放送されたからご存知の方が多いと思うが、岡本太郎が戦争中に中国で描いていた素描が8年ぶりに発見された。 先日「開運なんでも鑑定団」という …
それは私にとって、 一つの恋のようなものだった。 岡本太郎 忘れられた日本、現代人が押しやってしまった日本がここにある。 ここが〝ほんとうの日本〟なんだ。 生涯をかけて「 …
14:00になりました!! 「太陽の塔に対峙せよ!」 公開審査のスタートです!!! — (14:00) まずは4人の審査員が着席。 左から藤本さん、椹木さん、 …
ドキュメンタリー映画『太陽の塔』のDVD、BDが発売されました! 『太陽の塔』 何だったんだ、これは!! 約半世紀ぶりに内部公開が実現し、再び脚光を浴びた“太陽の塔”。 …
まずはこちらのInstagramをご覧ください! TARO OKAMOTO? #岡本太郎 #artist DACCI?さん(@kimiko_adachi)がシェアした投稿 …
「どっちの太郎ショー」の結果発表です! 先日、Twitterでおこなったアンケートは、 「あなたの好きな太郎のポーズは?」 皆さん、ご協力ありがとうございました! それで …
<巨匠ピカソの美術館> 岡本太郎が敬愛し、挑み続けたパブロ・ピカソ。 おそらく20世紀で⼀番有名な芸術家でしょう。 そのピカソ美術館は、ギャラリーやおしゃれなお店が密集す …
「それは私にとって、一つの恋のようなものだった」 ドキュメンタリー映画「岡本太郎の沖縄」・予告編 ドキュメンタリー映画「岡本太郎の沖縄」の先行公開が10月27日より沖縄・ …
「太郎と遊ぶ、太郎で遊ぶ」というコンセプトを掲げてPLAYTAROがスタートしたのはいまから5年前。 記念館というリアルな体験空間から飛び出し、 インターネットという異次 …