大好評!ラーメンズの片桐仁さんと平野暁臣の対談の第五回目です!
今回は片桐さんの好きなアートについてお聞きします!
〈前回までは〉
①「俳優・彫刻家」って書いて「なんだろうこれ?」っていつも思います。
②「絵は向いてないよね~」「画面を支配できないよね~」って(笑)
③たぶんそれもね、アート的なものに対する拒否反応が根っこにあって。
④ぼく、「片桐さんってほんとうにいるんですね」って、言われたことありますよ(笑)。
たぶん一歩距離を置いているんですよね、アートってものに対して。
片桐: アーティストも二種類いますよね。
それこそデパートで先生って言われてる人もいれば…。
「美術界」と「アート界」って分け方がいいのかどうかわからないけど、
ふたつを分けたときに、まったく相容れないものになっていて、みたいな。
平野: はい。
片桐: 大学の同期でアートやってるヤツとか、
知り合ったアーティストの人などは
すごく面白いことをやっているんですよね、ギャラリーで。
でも生活は厳しかったりする。
平野: ええ。
片桐: やってることは面白いから、海外にはどんどん呼ばれてて。
日本的なものではなくなっていくんだけど、
根っこには日本人的なおもしろさがある。
そういうのにもっとみんな気づいてほしいですよね。
平野: よくわかります。
片桐: 美術を好きな人って、意外とそういうのを知らないんですよね。
それこそ海外でも有名な村上隆さんとか、
奈良美智さんのような大スターは知っていても、
その他にも面白い現代美術のアーティストたちがたくさんいるってこととか。
そういう人たちの作品もすごく面白いですよ。
たとえば加賀美健さんはブロンズでトイレットペーパーの芯をつくってる。
平野: へえ、面白そうですね。
片桐: 画鋲をつくって、ピカソの絵の目にぐって押したりとか。
平野: (笑)
片桐: 「これバカにしてますよね?」っていうか(笑)。
ネタ的な、大喜利とも言えるような…。
平野: なるほど。
片桐: あと「駄美術」っていうのも面白いし。
番組でも一緒だった乙幡啓子さんとか、妄想工作家って言ってますけど。
そこに一般に人が面白いと思うものとアートの架け橋があるなと思うんです。
平野: そうかもしれませんね。
片桐: それと〝手でなにかをつくる楽しさ〟、
DIYの、犬小屋とかじゃなくて、言葉にならないものを表現する。
平野: はい。
片桐: 今ってそういうものからどんどん離れていっちゃって、
なにもしてないのに、知った気持ちになっちゃうじゃないですか。
言葉にする人がいるから。
それを間違いだとは思わないですけど、なんかね、アナログな…。
平野: 片桐さんって、おもしろいなあ。
片桐: たぶん一歩距離を置いているんですよね、アートってものに対して。
平野: 美術業界の人とはぜんぜん違う匂いがするんですよ。
片桐: もう絶対そうですよ。コンプレックスすごいですもん。
平野: (笑)
—
と、今回はここまで!
次回、いよいよ片桐仁対談、最終回です!!
片桐さんの思う「太郎と遊ぶ」についてお聞きします!
片桐仁(かたぎりじん)
多摩美術大学在学中に小林賢太郎と共にラーメンズを結成。
以後舞台を中心に俳優・タレントとして、
テレビ、ラジオなど様々な分野で活動している。
また粘土を使った造形作品の創作では、
2013年に渋谷パルコにて個展を開催、
18日間で1万3000人を動員。
その独特の感性と存在感が人気を博している。
平野暁臣(ひらのあきおみ)
1959年生まれ。岡本太郎が創設した現代芸術研究所を主宰し、
イベントやディスプレイなど“空間メディア”の領域で
多彩なプロデュース活動を行う。
2005年から岡本太郎記念館館長を兼務。
最近では、『「明日の神話」再生プロジェクト』に続いて、
岡本太郎生誕百年事業「TARO100祭」を率いた。
当サイトのエグゼクティブプロデューサーでもある。
片桐さんも出展されている、
「梅田ロフトの開店25周年/太陽の塔・誕生45周年
Re:TOWER OF SUN EXBIT みんなで太陽の塔展」は、
大好評開催中です!
詳しくはこちらをご覧下さい!!
大阪・梅田ロフト「みんなで太陽の塔展」




