最後は太郎賞の三宅感さん!!
受賞作は紙粘土で作って着彩したレリーフ壁画、
『青空があるでしょう』です!!

-今回は太郎賞、おめでとうございます。
三宅:ありがとうございます。
-今日、はじめて見させていただいたんですが、
この圧倒的なスケール感に驚きました。
もともとこのような作品をつくられていたんですか?
三宅:まったくつくってないんです。
僕はまったく経歴がないんです。
この作品も、「なんかすごいのつくりたい」と思って。

三宅:それとドキドキした状態のままつくりたかったんです。
自分が経験したことをやってもぜんぜんドキドキしませんよね?
-ええ。
三宅:なので、壁画をつくったこともなければ、
紙粘土で壁画をつくれるということも知らなかったので、
やってることがすべて試行錯誤で。ドキドキでした。
くっつけてはひっぺがしての繰り返しで。
-なるほど。
三宅:そのおかげで乗り越えようみたいなバイタリティが沸いてきましたね。
これは予定調和だったら絶対にここまでできなかったので。
-この作品をつくられるときに意識したことはありますか?
三宅:でもリアリアティのあるものってすごく好きで。
とにかく自分の生活や自分の実感したことこそ信用しているので。
-はい。
三宅:だから自分が感じたリアリティ。
たとえばハッとさせられた子供の動きだとか、妊娠したこととか。
そういうことを描こうとは思いました。
-ではこの作品は本当に試行錯誤の賜(たまもの)なんですね。
三宅:そうですね。三年越しで制作してきて、
「絶対に獲る!」という強烈な意志でつくりました!
-三宅さん自身もこれで成長して……
三宅:まさにその通りです!本当に。

-この作品の完成したときってどんな気持ちでしたか?
終わりはあったんですか?
三宅:終わりは締め切りですね。
-そういうことですよね(笑)、現実的な。
三宅:現実的な締め切りがなければ、まだベタベタと作っていましたね。
-永遠につくってしまうかもしれない?
三宅:いや、永遠には続けないとは思うんですけど。
ただどこかで区切りはつけようと思っていたので、
それが今回、岡本太郎賞っていう形で、締め切りがあったので。
それに間に合わせるようにつくりました。
-そもそもなんで作ろうと思ったんですか?
三宅:生きているっていうことが凄いことで。
私はよくまだ生きてるな、なんて思っていて。
生命とか人生とかって今の現代美術に向かい合っている方にとって、
一番テーマにしたくない、こっぱずかしいテーマだと思うんですけど、
最終的にはみんなそこに向き合う気がしていて、
僕はわりと中2病みたいなところがあるんで、
ずっと「なんで生きているんだろう?」
「一回きりの人生で僕は何ができるんだろう?」みたいなことを、
32歳になってもいまだに思っていて。
-今回は本当におめでとうございます!
三宅:ありがとうございました!
太郎賞受賞への道のりやご家族への思いなども書かれている、
三宅さんのblogも、ぜひご覧ください。
