大発掘した岡本太郎第1画文集『アヴァンギャルド』!

今回は「詩とデッサン」から、
「夜明け」をお届けします!

夜の夢は濃く甘い
幻がきえ
太陽が白々と姿をあらはす
死臭-
朝は夜よりもいつそう暗い
人も禽獣もおびえ
不吉な豫感は嘔吐色
天地を塗りこめる-この朝
總身は歡喜に満ち-
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岡本太郎の提唱した理念に“対極主義”というものがあります。
この“対極主義”がはじめて活字として発表された書籍こそ、
『岡本太郎画文集アヴァン ギャルド』なのです。
第33回二科展に出品されたこの《夜明け》は、
まさに「対極主義」 の文章が執筆される直前に描かれていたようです。
男と女、
人と獣、
夜と朝、
再現描写の方向と抽象化の方向、
鋭い明暗、
激しい補色関係など、
そこにはさまざまな“対極”が認められます。

いかがでしたか?
次回は「聖火と短刀」をお届けします。
お楽しみに!!!