山口「さっき裏でピカソの話をしていたんだけど、それがおもしろくて。」
舘鼻「ピカソは小切手を持っていて、それで買い物をしていたんですね。それで換金しないといけないじゃないですか?で、そこにピカソが小切手に絵を描いたそうなんです。」
山口「でも換金する額よりもそこに描かれたピカソの絵のほうが高いんです。だから結局、換金しない(笑)」
舘鼻「だから結局、お金を払わないで買っていたってことなんですよね。いまそんなアーティストはいないですよね?」

山口「おもしろいよね。」
舘鼻「ピカソの話が出ましたけど、桂さんの思う、お金とアートの関係について聞いてもいいですか?美術品の値段って本当にすぐに変化しますよね。」
山口「だから舘鼻作品もいまのうちに買っておかないと!(笑)」現代美術のファンだから思うんだけど、現代美術の人って現代美術しか見てないんですよね。」
舘鼻「ぼくが好きな桂さんの名言なんですけど。『古美術もできたときは現代美術』っていう。」
山口「本当にそうなんだよね。」
舘鼻「いま作品を生み出し続けているので、ここにあるものもまだ一ヶ月しかたってないものもあって。」

山口「未来を見たときに過去も見えてこないといけないと思うのね。自分のアイデンティティはどこからきて、どこに向かうのか。それは重要だよね。」