和多利浩一さんによる太郎賞の講評です。
「山本さんおめでとうございます!
今回で20回。
私は太郎賞の審査員を1回目からやっています。
敏子さんがいらして、まだ川崎に美術館もなかった。
そういうことを考えると感慨深く、今回は自分にとっても大切な年でした。
この太郎賞は、
他の美術の賞とたぶんに性格が違い、
芸術だけではなく、文章だったり音楽だったり、すべてのジャンルを対象としています。
これまでそういうものが賞を授賞していないたけで、
そこの部分がだいぶ違うんです。
だから作品を審査する上でも、
美学的にどうだ?とかよりも今日性を重視して選ばれています。
入選された26名の方、
500人から選ばれているので胸を張ってください。
すべてラインを超えている作品ですので、
入賞は難しかったが、入選はしているということに自信を持ってください。

山本さんに対しては、
20年のなかで敏子さんが亡くなって、
9.11があり、3.11があり、
オバマからトランプになり・・・といろいろ時代が変わった。
作品の飛行機の音を聞いたときに、
昔は「ブルーインパルスの音かな?」なんてワクワクしていたのが、
いまでは違う音に聞こえたりする。
こういう時代だからこそいろんな人がいろんな音に聞こえるんだと思います。

また参加型の部分もあるので
作品がどのように変わっていくのかたのしみでもあります。」