「では万博の会場はどんな様子だったか?」
「とにかくものすごい来場者の数でした」

「行列なんて当然で、
人気のパビリオンに向かって我先にと走る人もたくさんいた」
「では万博の歴史をすこし見てみましょう」
「産業革命の成果が、
すこしずつ人の暮らしを変えはじめた頃。
ロンドンとリバプールのあいだ、
馬車だったのが機関車になって、
時間と距離が急激に変わった。
そこで人々は世界を意識するようになるんです」
「そして欧米は競って、
万博を開催することになりました。
なぜなら彼らは、
近代的な産業社会にしたかったので、
そのレースをしたんです」
「最初はイギリスで開かれました。
蒸気機関車や顕微鏡、封筒折り機、義手・・・
外国を含めてこういったものを集める。
それを見た一般大衆は、
『こんなものができるんだ』
『生活が豊かになるんだ』
と思ったわけです」

「いろんな要素はあるけれど、
万博は最新の工業技術を各国にプレゼンするためにあった。
産業技術の見本市としてはじまったんです」